リカバリーの前にデータ復旧

ハードディスク内のシステムデータなどが破損して、パソコンが動かなくなった場合、最も早くて確実な対処方法はリカバリーディスクなどを用いた復旧作業。

しかしリカバリーをする際には、元々入っていたハードディスク内のデータはすべて消えてしまうため注意が必要です。


そもそもリカバリーとは、パソコンを購入時の状態、またはリカバリーディスクを作成した時点のパソコンの状態に戻すという行為。

その作業を行うためには、ハードディスクの初期化を行わなければなりません。

そうした場合、当然ながらWindowsを入れるハードディスク、またはパーティション内のデータはすべて消え去ってしまうのです。


その後で、データを取り戻そうと思っても、なかなか出来るものではありません。

元々データが格納されていた箇所が残っている場合は、データ復旧ソフトなどを使って取り戻せる可能性はありますが、リカバリーの際に上書きされていたらそれも不可能です。


またデータ復旧業者に依頼した場合は、更に取り戻せる可能性は高まりますが、それでも完全ではありませんし、もしも戻ってくるにしても、何日もの時間と、それなりの料金がかかってしまいます。


■パソコンのいち早い復帰とデータの復旧のどちらが大切か見極めましょう


もしも時間に余裕がある場合は、まずはデータ復旧ソフトを使ったり、プロのデータ復旧業者に依頼して、大切なデータを取り戻すことから始めてください。

逆に、中のデータは失くしてしまっても構わない場合、また最悪どうにかして取り戻せる場合、データ復旧よりもパソコンを使えるようにすることが先決な場合は、リカバリーを行うのも良いでしょう。


ただしその場合は、先にデータ復旧を行う場合に比べて、はるかにデータを取り戻せる可能性が低くなってしまうことは念頭に入れておくべきです。


また、リカバリーも万能ではありません。

パソコンにハード的な問題が生じている場合は、いくらリカバリーディスクを用いても、直らないこともあるのです。

そうした場合は、パソコンが直らないだけでなく、データが戻ってくる可能性が下がると共に、機械的な故障であった場合は、リカバリー操作を行うことで、よりその症状が悪化してしまう場合も・・・。


あまりパソコンに詳しくない方の場合は、リカバリーを試す前に、メーカーや修理業者に相談してみることをおすすめします。